SEMINAR REPORTSO-
→
 
リアルタイム・マーケティングによる企業成長革命
 
マルチメディアからリアルタイムメディアへ

従来のマルチメディアは、単にメディアのバリエーションが豊富になったというレベルのものや、既存のメディアをデジタルに置き換えただけのものがほとんどでした。ところが、ここ数年のインターネットの急速な普及により、すべてのメディアはつながってくるという概念が広まりつつあります。あらゆるメディアがネットワーク上でひとつにつながり、リアルタイムで流通する。これがリアルタイムメディアです。現在、さまざまな業種で、マルチメディアからリアルタイムメディアへの急速なシフトが始まっています。

図1 リアルタイムメディアでは、まず何よりもコンテンツが重視されます。良いコンテンツがあれば人は集まり、さらにその人向けのコンテンツを提供しようとなります。やがてそこにコミュニティが生まれ、今度はそのコミュニティ向けのコンテンツがつくられる、といった一連の流れが好循環となり、ひとつのメディアが形成されます。顧客の集まるメディアが形成され、マーケットが誕生した結果、そこに「儲かる話」が生まれるわけです(図1)。コンテンツを提供し、人が集まり、コミュニテイが生まれるという流れがつくられる前に利益をあげることは難しいのです。マルチメディアが台頭し始めた数年前の日本で、多くの企業が誤ったのがこの点です。

たとえばオンラインビジネスの成功例として取り上げられることの多い「YAHOO!(ヤフー)」は、設立当初は儲けようという気などさらさらなく、便利なサービスを提供すれば多くの人が使ってくれるだろうという程度の発想から始まりました。その結果、人が集まり、コミュニテイが形成され、マーケットが生まれるという好循環がつくられたのです。

つまり重要なのは顧客との接点、つまりフロントエンドをいかに上手につくっていくかということになります。「コンテンツの充実」→「コミュニティの醸成」→「マーケットの創造」という流れの中で、顧客との接点を絶えず考えることが重要なのです。それは単に顧客からの要望を実行するだけに止まらず、社内外とのネットワークをフル活用し、柔軟な姿勢であらゆる情報を提供していく姿勢が求められるということです。特定のプロダクトやサービスではなく、よりトータルな情報やその活用法を積極的に提供していく必要があります。
 

← BACKNEXT → 1/3 ←←→→↑ TOP
Copyright(c)1995-1999, NTT Software Corporation

Return to TOP PAGE NTT SOFT