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技術の深層 「XMLの成り立ちとその関連規格」
「XMLが設計された背景」

XML(eXtensible Markup Language)は、主にインターネット上で使用する文書・データ構造を定義するためのマークアップ言語である。XML登場の背景として、インターネット、特にWeb技術のビジネスへの適用が進むにつれ、次に述べるように、現在主流であるHTMLの限界がビジネス適用の障壁となってきたことがあげられる。

(1)基本的に文書を表示するための規格であるため、それ以外のデータ構造を記述しづらい。
(2)構造が拡張可能ではないため、用途に応じたタグの追加ができない。
(3)仕様が厳格ではないため、誤った構造のデータが氾濫している。
(4)誤ったデータを扱おうとするために、アプリケーション(Webブラウザ)がいたずらに複雑化してしまった。

一方SGML(Standard Generalized Markup Language)はHTMLの(そしてXMLの)親ともいえるマークアップ言語であり、非常に柔軟な拡張性をもっている。しかし、

(1)柔軟性を重視するあまり、仕様が複雑になりすぎた。
(2)インターネットが普及する以前の規格であるため、インターネットに対応する機能が含まれていない。

といった問題があった。

これらの問題を解決するためにXMLは、SGMLの柔軟性・拡張性を維持しつつ仕様を単純にし、インターネット上での使用を念頭においてW3C(World Wide Web Consortium)により設計、1996年7月にW3Cのワーキンググループにより制定活動が開始され、1998年2月に正式な規格(W3C勧告)として制定された。

ここ1〜2年の間にEC/EDI、文書管理を中心とした様々なビジネス分野で急速にXMLの導入が進んでいる。

XMLの正式な規格であるExtensible Markup Language(XM)1.0では、冒頭に設計目標が記述されており、インターネット上のアプリケーションプログラムで使用することを第一の目標としている。実際の利用もインターネットを中心としているが、XMLの柔軟性、可搬性により、インターネット以外での利用も進んでいる。

 

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