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「ひとの目 時の芽」 通信の未来を拓くサイバースペース
音声、画像、テキスト等を一括して扱うマルチメディア通信サービスは、インターネットを中心として近年急激に発展してまいりました。この流れは、今後ますます加速し、電気通信サービスのみならず、我々の生活そのものを大きく変えてしまうことになると予想されております。このような、急激な変化に対応して我々は、(1)光信号に変換したマルチメディア情報を電気信号に戻すことなく光のままで伝送するネットワーク技術の確立。 (2)このネットワークでメガビット単位の情報を安価に転送する技術の開発。 (3)このネットワーク上に形成した情報流通を司るサイバースペースシステムの実現。 という3つの大きな目的を持って研究開発を進めております。 これらの実現により、21世紀には、実社会と別にもうひとつのサイバー社会がネットワークの中に形成され、実世界と協調しながら世界を拡大、発展させていくのではないでしょうか。サイバー社会の登場は、単なる利便性を超え、実世界での私たちの生活をより深く豊かなものへと導くはずです。またそのような意味での技術開発が望まれております。このような思いのなか、現在サイバースペースシステムの研究開発においては、サイバースペースを構成するための基盤システム、各種応用技術やシステムなどの研究開発に力を入れております。特に、サイバースペースを構成するための基盤システムの開発には、インタースペースをはじめとした新しいシステムの研究開発を中心に、様々な分野の方のご協力を得ながら、積極的に取り組んでいる分野の一つであり、期待の大きい分野と言えます。 新しい社会の誕生は既にその産声をあげています。21世紀を目前にし、通信ネットワークは、単なる情報伝達手段を超え、サイバースペースを基盤とした社会を形成するインフラへと姿をかえつつあります。 そのようなサイバースペースの未来をより豊かなものにするため、今後もさらなる技術の開発に果敢に取り組みたいと考えております。 |
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日本電信電話株式会社理事 NTTマルチメディアシステム総合研究所長 加藤邦紘 |