プロセスでつくりこむソフトウェアの製品品質

間近に迫った21世紀に向かって、インターネットの普及拡大に象徴される情報化社会が急速に変貌しつつある。情報の中身をみると、コード情報から音声、画像のマルチメディアへ拡大し、情報の流通範囲も国内から全世界的に広がり、ボーダレス化が進展しつつある。このような情報を扱う製品やサービスに対する利用者の要求も多様化し、ソフトウェア分野での品質保証への要求が高まってきている。たとえば、銀行のオンランシステムや電話の交換機システムなどのサービス中断は、社会生活に多大な影響を与えるため、非常に高い品質が要求される。

情報処理サービスは、センタのコンピュータや通信回線、端末などの製品を組み合わせて実現されており、サービスの品質保証は、きちんと品質が保証された製品や部品を用いることで実現されている。したがって、品質保証の基本は、製品出荷やサービス開始前までに、いかに品質を高めておき十分な確認をしておくかにかかっているわけである。

このような背景の中、これまで企業ごとに個別に取り組まれてきたソフトウェアの品質保証の取り組みについても、近年、品質保証プロセスの標準化や第三者機関による品質保証能力認証の方向に活発化してきている。

ソフトウェア開発における品質保証とは何か。 ISO9001の取得も含め、NTTソフトウェアでの取り組みを例に、そのポイントを紹介する。

NTTソフトウェア 開発合理化推進本部
副本部長 宮村修一


■プロダクト品質とプロセス品質の向上

■品質向上への取り組みの実際

■ISO9001認証取得

■今後のソフトウェア品質向上運動の展開