富士ゼロックス営業力強化推進部では、営業マンが自分のオフィスのパソコンでテレビ会議システムを使って情報を入手することができるMIBS(マーケティング情報放送システム)や、顧客の視点に立った営業スタイルを実践するための育成プログラムであるCVM(顧客価値創造型マーケティング&マネージメント)などをこれまで開発・運営し、営業力を強化するための社内研修に積極的に取り組んでいます。営業力強化施策として、地域・事業・人材特性などに基づく有効性の高い教育プログラムの開発と、展開力の大幅な向上が求められています。特に、教育プログラムを迅速に展開するためには、IT(情報技術)活用強化につながる「CAI(自学習)システム」の導入が不可欠でした。そこで、全国でイントラネットを使って学習でき、さらに事前学習の徹底も図れるように、ネットワーク型教育システムの導入を検討しました。導入にあたりいくつかのシステムを比較検討しましたが、最終的にNTTソフトウェアのCALsurfを導入することに決めました。
導入を決定してからまず、平成10年度の新入社員研修においてCALsurfを利用しました。そこでは夕食後の自由時間に研修室を開放し、宿泊している新入社員が自主的に個人学習できる環境を提供しました。つまりネットワークやビジネスマナーなどの教材を用意して、昼間の講習で分からなかった部分や、予習、復習しておきたい部分について新入社員の自主的な個人学習を支援したのです。CALsurfを導入したことで、当初の目的であった研修期間の短縮化と教育効果のばらつきをなくすことに貢献できました。 もっとも、CALsurfにもこれから改善して欲しい要望はあります。例えば、いつも繰り返されるスタート画面の操作は省略可能として使い易くすべきですし、その他にも回線の状況に合わせて教材を作る際に素材の面で色々と苦労することがあります。教材作成の苦労に関しては、CALsurfを使って教材作成支援を行う「教材作成広場*」が開設され、会員は作成ノウハウや素材のダウンロードなどが行えるようになるとのことなので、その点には大いに期待しています。 導入して間もないこともあり、現在はLANを利用した研修室内での学習にとどまっていますが、今後のシステムのバージョンアップと成果によっては、営業の新入社員だけにとどまっている受講者層を広げるとともに、ネットワーク型の特性を生かし全国的にCALsurfを導入していくことも検討しています。事業部など各地の拠点にCALsurfサーバを立ち上げ、全国各地の営業マンが最寄りのサーバにアクセスし、最新技術や製品について学習する環境を提供する、というのがネットワーク型教育システムの将来像です。
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富士ゼロックス株式会社 営業力強化推進部 担当課長 高橋 徹 |
