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ソリューションコラム / 見える化 2008年9月

“何”を見える化するか?

1.カイゼン活動の中における「見える化」

なぜ今「見える化」が注目されているのか?

そもそも、なぜ今「見える化」が求められているのでしょうか?
従来、企業はITを活用してさまざまな作業の省力化・効率化を図り、一定の成果を挙げてきました。しかし、ビジネススピードの加速やビジネス環境の複雑化といった状況の中、強い企業・組織であり続けるためには経営者にはより迅速な意思決定が求められます。一方で現場担当者に対しては、「上司に指示をされて動く」のではなく、自律的に正しい意思決定をして、「カイゼン」していくことが求められるようになってきました。

カイゼン活動の中における「見える化イメージ」イメージ

 

現場力を向上させるカイゼン活動と「見える化」

では、担当者自らが日常的に正しい意思決定をし、カイゼンを実施するためにはどうしたらよいでしょうか?カイゼン活動を4つのステップに分けてみていきます。

第1ステップ
:問題・課題を発見する
第2ステップ
:問題・課題の真因を発見する
第3ステップ
:真因を解決してあるべき姿に近づける
第4ステップ
:あるべき姿に近づいたのか確認する

 

まず第1ステップとして、「問題・課題を発見する」ですが、ここで重要なことが「あるべき姿」をきちんと定めることです。問題とはあるべき姿と現状とのギャップであり、課題はそのギャップを埋めるための方策となります。つまり、カイゼン活動を行なうためにはまず、「現状」と「あるべき姿」とその「ギャップ」を「見える化」することに始まると言えます

第2ステップでは、現状を分解して、その結果をもたらす原因は何かを探ります。そしてまたその原因をもたらす、更なる原因はなにか・・・と探っていき、真の原因を見つけます。真因が見つかったらそれを解決するための具体的アクションプランやそのアクションプランが実行されているかを測る指標を策定します。

第3ステップでは、アクションプランに基づき実行し、真因を解決していきます。同時にアクションプランに従って正しく実行できているか、つまり実行状況を「見える化」します。

最後が第4ステップです。真因が解決できたら、あるべき状況に近づいたのか、効果を確認します。もし、あるべき姿に近づいていないのであれば、真因から見直しが必要です。あるべき姿に近づいていたならば、あるべき姿をさらに高めてさらにカイゼンしていきます。この効果の「見える化」は忘れがちですが、とても重要です。

このように、組織に所属するすべての人が、正しい意思決定をして自律的に行動していくためには、1)組織に属するすべての人が共通の認識を持つための「見える化」、2)担当者自らが判断して行動するための「見える化」、3)行動した結果を確認して、次のカイゼンにつなげるための「見える化」が必要になるのです。

見える化の必要性についてはお分かり頂けましたでしょうか。
しかし、「必要性はわかっても、実際に何をどうすればよいのかが分からない」という方も多いのではないでしょうか?

次に、今、何が見えているのか、あるいは、見えていないのか、についてお話します。

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