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ソリューションコラム / 見える化 2009年5月

どのようにして見える化するか?

3.「見える化」を実現への、効果的なICT活用法

見える化のための3つのステップ

「見える化イコールICTを導入すること」ではありませんが、ICTを有効に活用することにより、スムーズに、タイムリーに見える化を実現できます。「見える化」を実現する際に、ICTは大きく3つの場面で効果を発揮します。

【データ収集】

EAIという技術により、企業内に存在する複数のデータを自動で定期的に集め、データベースに格納することが可能となります。元となるデータは必ずしもデータベース化されている必要はなく、従来から活用しているExcelファイルでも問題ありません。

データを集める途中で、変換テーブルなどを使ってコードを統一したり、共通化されたデータ定義に変換したりすることが可能です。あわせて部門独自のコードを残すことも可能です。また、他のデータとの整合性を確認することにより、いままで自視で実施してきた「精査」も自動で実現可能となります。

【データ蓄積】

集められたデータは大容量データベースに格納されます。データベースには何年分ものデータが蓄積されますので、前年、前々年との比較や、年間の月別、日別の値の推移などに活用できます。

【データ集計・分析】

集計にはBIツールを活用します。BIツールの機能により「部門別」「セグメント別」「拠点別」など自由な軸で瞬時に集計できます。そして、マネジメントや現場担当者自らが自由に集計し結果を表やグラフなどを使ってビジュアルに確認したり、定期レポート化して公開することが可能となります。

さらに、目標値や閾値を設け、その値を超えて(下回って)いたら、数値を赤で表示して注意を喚起したり、さらにはEメールなどを活用してマネジメントや担当者に対しアラートを発行することも可能です。

見える化のための3つのステップ

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このように、ICTを活用することにより現場におけるデータ収集、精査、レポート作成といった部門の各階層で発生する手作業を削減し、同時にコードの統一やデータの変換を行いデータベースに蓄積することにより、「部門別」「セグメント別」「拠点別」など経営判断に必要な集計、レポートを実現することが可能となります。

「見える化」のスモールスタートは可能

冒頭、「強い企業であり続けるためには全社的にPDCAサイクルを回す必要がある」「PDCAサイクルを回すには見える化が必要である」と述べました。このことから、「見える化」システムは全社なシステム再構築を伴う大掛かりなものと考えがちです。しかし、ICTを導入することが「見える化」ではなく、ICTは「見える化」のために活用するものです。すべてシステム化されてなく、手作業の部分が残っていても問題ありませんし、システム化されない方が効率が良い場合もあります。

「見える化」の初期ステップでは、たとえば、一番売上が高く、品目が多いセグメントにのみ導入する、損益に直結する在庫の情報のみを「見える化」するなど、導入効果が高い部分に導入し、「見える化」の効果を実感し、徐々に範囲を広げていった方が良いと感じます。

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