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ソリューションコラム / ネットワーク 2009年4月

大規模システムにも適応できるスタックライブラリを提供

3.大規模システムと相互接続性がネックに

SIPのインプリメントを前提にネットワーク家電をリリースすることを検討した三人。SIPという相互接続性を求められるプロトコルである点と、販売数が膨大になる可能性を検討しなければならない家電である点の二つに潜在する、ある課題が浮かび上がった。

門倉● 家電製品なので数千どころか、数万という単位の販売数も検討しなければなりません。サーバ側のシステムも大規模なものが求められるのではないでしょうか。
竹下● 怖いのは一斉にリクエストが届いたときですね。例えば、ファームの自動アップデートが考えられます。アップデートの通知を受けた機器が一斉にリクエストを返したら、短時間に数万のリクエストが届くことになります。サーバ側はそれに耐えるシステムにしなければなりません。
安積● 家電同士が接続されるP2Pコミュニケーションも想定しなければなりません。SIPは高い相互接続性を持つプロトコルですが、メーカーや機器ごとの”方言”も多くて、相互接続テストの難航が予想されます。
NTTソフトウェア株式会社:尾崎 公望

家電のように想定台数を多く設定する必要があるネットワーク機器の場合、サーバ側もそれに耐え得る仕様が求められます。SIPは一定以上のクオリティを保った通信を行いやすいプロトコルという点では見合いますが、万を数えるようなリクエストに対応できるよう最適化する作業は一筋縄ではいきません。
また、SIPはその拡張性、柔軟性ゆえに、各メーカー・各機器の独自仕様が盛り込まれた”方言”が存在しているのも事実で、相互接続性を保証するためのバリデージョン作業には多大な労力と時間を要します。

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