(株)デンデンロジテクを一代で成長させた剛腕社長、星山啓一郎。
日本経済が好調なときは、「熱意」と「努力」で会社を大きくすることができた。しかし、時代は移り変わり、めまぐるしく変化する経営環境に迅速かつ的確に対応していかなければ、数百人の社員を路頭に迷わせてしまうことになる。
星山は経営企画室の雲井室長を自室に呼んだ。

| 星山● | 雲井君、次年度の重点戦略はまとまりそうかね。 |
| 雲井● | 鋭意進めておりますが、まだ、まとめるまでには至っておりません。いっそうのコスト削減とサービス品質の向上が2本柱ですが、なかなか具体策にまで落とし込めていません。 |
| 星山● | これまで当社はずいぶんとコスト削減とサービス品質の向上に投資してきた気がするんだがね。事務処理をシステム化したり、デジタコを導入したり。そろそろその効果が見えてきてもいいんじゃないのかね。 |
| 雲井● | デジタコに関しては、当社の大型トラックへの導入は完了していますが、中小型トラックはまだ一部の導入にとどまっております。また、中小型トラックが多い協力会社の導入は、まだまだこれから、というのが実情です。 |
| 星山● | 倉庫の管理システムや配送・配車の管理システムも数年前に導入したはずだが、その効果も見えてないな。 |
| 雲井● | 申し訳ありません。すぐにこれまでの業務改善の結果をまとめてご報告いたします。 |
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