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ソリューションコラム / ユビキタス 2009年6月

コミュニケーションプラットフォームの改革

1.今日における企業の最大課題「ホワイトカラーの生産性向上」

ある日、ABC工業・経営企画部の山田氏のもとに、上層部からある命令が下された。それは「ホワイトカラーの生産性向上」というもの。取り組みの必要性を感じる企業が多い一方で、非定型業務であるホワイトカラーの仕事は成果の大小を捉えにくく、生産性という定義も難しい。一口に生産性向上と括っても、実現が難しい課題だ。
この難問に取り組むべく、山田氏は本件に関わるメンバーとして、総務部の河本氏、営業部の森下氏、情報システム部の海江田氏を招集。まずは、ホワイトカラーの生産性の定義から検討することとした。

ホワイトカラーの生産性を明確に定義づけし、そこから対策を落とし込んでいかなければならない!
山田● 実際に物を作り出したり、売上を上げるわけではないホワイトカラーに とって、生産性という言葉は定義が難しい。どういう方向性で解釈すべきだろうか?
河本● 一般的な解釈として、売上を伸ばすか、コストを下げることで企業の売り上げを伸ばすことができます。この発想を応用できないでしょうか?
海江田● 売上を「生産量」、コストを「奪われている時間」と置き換えてはどうでしょう。奪われている時間を逆の視点で捉えると、一定の生産量を達成するために費やした時間とも言えます。生産性というのは「生産量÷生産に費やした時間」と定義できそうですね。
森下● ルーチンワークでもないし、物を製造するわけではないホワイトカラーにとって、生産量という言葉も曖昧ではあります。その定義を元に、“生産”という言葉をさらに解かしていく必要もありそうです。
NTTソフトウェア株式会社:池田 雅儀

ホワイトカラーの生産性向上は、非定型業務だけに実態を定量的に捉えにくく、取組みが容易でない課題です。この課題を解決するには、まず「ホワイトカラーの生産性とは何か?」をはっきりと定義し、そこで生産性を上げるための具体的な手段を出していくべきでしょう。

そのホワイトカラーの生産性を高めるための定義として、“生産量”、“生産に費やした時間”という二つのキーワードが出てきます。これらのキーワードが実際の仕事において、どのような意味を持つかは、次項以降で具体化していきます。