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ソリューションコラム / ユビキタス 2009年6月

コミュニケーションプラットフォームの改革

4.企業が行うべきコミュニケーションプラットフォームの改革

以上の内容を元に、まずは、より具体的な問題点が挙がった“無駄な時間”の解消を図ることになった。この無駄な時間に潜む問題の根は似ていること。そして、この問題の解消がホワイトカラーの仕事を高めていくことにもつながることに気が付くのである。

人と人が関わる作業で無駄な時間が発生していることが気になります。 個人プレーに依存せず、社員同士のコミュニケーションを活性化させるべきです。 無駄な時間と思われていることが、実は無駄でないこともあります。 円滑、濃厚なコミュニケーションを行えるシステム作り。がホワイトカラーの生産性向上を実現しそうだな。
山田● それでは、まずは無駄な時間の削減という観点で対応策を検討したい。生産性向上に明確につながる問題だし、上層部の理解も得られやすいだろう。
河本● 無駄な時間をまとめてみて思ったのですが、“待ち合わせの無駄”は会議という人が集まる場の問題。“すれ違いの無駄”は電話など人と人との連絡に関する問題。“人・物探し”もやはり人が関わる問題です。実は我が社は社員同士のコミュニケーションに課題を抱えているのではないでしょうか?
海江田● それは私も思いました。“繰り返し作業”や“行き当たりばったり”も、個人プレーに起因している側面があります。社員同士のコミュニケーションやコラボレーションが進めば、定量的な作業を標準化するなど、新しいスタイルが生まれる可能性はありますね。
森下● ちょっと気になるのは、単純に“無駄な時間”と言い切れない無駄な時間もあることです。例えば、喫煙ルームで長居していると上司には小言をもらいますが、あそこの会話で生まれるアイデアって結構バカにできないものがあるんですよ。あそこで他部署のスタッフと会話しなければ思い付かなかったようなアイデアもあります。
山田● 確かにそうかも知れないな。そう考えると、円滑で実のあるコミュニケーションが行える環境を作ることで、無駄な時間が減る。それに、組織の枠組みを超えたコミュニケーションにより、仕事の付加価値を高めあう可能性もあるわけか。

ホワイトカラーの生産性向上を阻む要因は、社内の未熟なコミュニケーションにあるのです。企業としては、社員同士が円滑にかつ、内容の濃いコミュニケーションを取ることができるシステム、すなわち優れたコミュニケーションプラットフォームを構築することが求められるのです。

従来のように部署やプロジェクトメンバー内などの狭いエリアに留まらず、組織の枠組みを超えてコミュニケーションを取ることは、本稿内の森下氏の発言にもあるような新しい創造性を生み出し、付加価値の高い仕事を生み出す基盤となるのです。

こうしたコミュニケーションに求められるのは、無駄な時間がなく、いつでも連絡を取れることです。必要なときにジャストインタイム(JIT)なコミュニケーションを取れるシステムを社内に構築することで、社員同士のコミュニケーションの無駄をなくし、ホワイトカラー社員の仕事の付加価値を高める結果も期待できるのです。

NTTソフトウェア株式会社:池田 雅儀

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