情報誌・コラム|Publish・Column

ICTの潮流 / no.3
Progressive Office
 
2008年7月

次世代型モバイルセントレックスの導入で、経営と業務の両面からの効率化
を実現

株式会社宮川製作所様情報通信端末や制御機器などの開発・製造・販売を行う株式会社宮川製作所様(以下、宮川製作所)。導入後10年近く経過したPBXの能力が限界に近づくなか、利用状況の見直しとともに抜本的な電話回線の整理・集約に着手。既存のPBXを活かしながら、モバイルセントレックスソリューション『ProgOffice』を導入し、通信コスト削減と業務効率アップを図りました。

PHASE1 課題:PBX更改時にコスト削減と業務効率向上を模索

老朽化したPBXと増設し続けてきた電話回線。宮川製作所にとって、電話システムの更改はここ数年来の課題でした。抜本的な見直しを行うなかで出てきた大きなテーマは、回線数の最適化と通信コストの削減。そこで、ひかり電話ビジネスタイプ(*1)への回線変更と既存PBXと並行運用できるIPに対応した新システムの導入の検討を始めました。

通信機器メーカーである宮川製作所が特に重要視したのは、自社が開発製造するUSBハンドセットMSK USB Phoneを活用できる環境づくり。「これまでIPに対応していないPBXだったため、検証以外でMSK USB Phoneを使用する機会がありませんでした。そこでIP電話システムの構成要素としてソフトフォンを導入し、自社製品のヒューマンインタフェースを評価したいという狙いもあったのです」と、設備責任者である塩田氏はシステム更改の狙いを語ってくれました。

PHASE2 解決へのアプローチ:『ProgOffice』による段階的IP 化を検討

各社のIP電話ソリューションを比較検討した結果、要求事項をすべて満たすNTTソフトウェアの 『ProgOffice』を選択。部分的導入から徐々に既存設備を巻き取っていく「段階的IP化」の方針が決定しました。

「弊社は現在従業員数約200名。『ProgOffice』は関連会社を含めてIP内線化が可能な通信システムで、収容端末数も500まで拡張できるため、将来的なネットワーク拡充に十分な処理能力があります。また携帯電話を内線としても利用できるFMC(*2)は、NGN(*3) が視野に入れている次世代通信機能でもあり、最先端の技術を先取りできる魅力もありました」(塩田氏)。

内線電話や転送機能などを新旧システムで相互乗り入れする必要があることから、柔軟な技術が求められるなか、将来のシステム構築力も考慮し、NTTソフトウェアの提案力と技術力に期待した結果の発注でした。

宮川製作所がかかえる課題→解決へのアプローチ:「ProgOffice」導入

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*1:ひかり電話ビジネスタイプ
東日本電信電話株式会社、西日本電信電話株式会社が提供する法人向けIP 電話サービス。
*2:FMC(Fixed Mobile Convergence の略)
。携帯電話を家庭のコードレス電話の子機や企業の内線電話として利用するような、移動体通信と有線通信を融合した通信サービスの形態。
*3:NGN(Next Generation Network の略)
次世代IP ネットワークを示し、特定の通信のための帯域を確保し通信速度を保障するQoSを実現し、電話とデータ通信、テレビ放送などのサービスも融合する新しいネットワーク基盤。