情報誌・コラム|Publish・Column

ICTの潮流 / no.4
見える化
 
2008年10月

SOLUTION CASE:成長の鍵は経営状況の早期把握と迅速な判断。横断的プロジェクトで「見える化」を実現。

NTTソフトウェア株式会社(自社事例)SIer の業務特性は、常に多数の開発プロジェクトが同時進行する点です。そのために経営指標となる全社の契約情報や進捗状況をリアルタイムで把握するのが困難でした。今現在の経営状況の把握と迅速な意思決定によ る経営のスピードアップをめざし、社内の横断的プロジェクトが独自のシステム開発で「見える化」を実現し、 カイゼン活動を加速させました。

PHASE1 課題と解決へのアプローチ:筋肉質な企業体質をめざし「見える化」に着手

ネットワーク構築から運用システム、業務用アプリケーション開発など、じつに多種多彩なプロジェクトが同時並行で進んでいます。また最近ではプロジェクトの短期化が顕著になってきている一方で、各プロジェクトの進捗状況が経営陣に報告されるのが月次となり、前月の情報を経営指標として経営判断せざるを得ない状況でした。

厳しい競争下では、より筋肉質な経営体質への進化が必須。経営陣が迅速に意思決定を行うためには、タイムリーな経営情報の「見える化」が不可欠との認識が高まりました。2003年頃から、社内横断的なワーキンググループが立ち上がり、各種業務データの可視化を検討しはじめ、経営情報システム『i-Cabina』の開発プロジェクトがスタートしました。また、この取り組みと並行して「現場」「知識」「顧客」面でのさまざまな「見える化」にも取り組んできました。

NTTソフトウェア株式会社:

「例えば、経営に関連する各種指標の計画と現在の状況を見えるようにすることで、現時点、あるいは今後の問題点が見えてきます。問題点が見えてくれば、その問題を解決するために情報を集めて詳細な分析を行い、問題解決のための行動計画を立てて実施し、カイゼンを図る、という形でPDCAサイクルを回していくことができます。ですから、経営をはじめとする4つの『見える化』が融合して、PDCAサイクルをしっかり支援できるシステムが大切なのです。
また、情の鮮度は非常に重要です。問題点の検知、対策の立案と実施が遅れてしまっては、競争力は保てません。このため、タイムリーに情報を『見える化』することも大切です」(長谷川)。

見える化への取組み

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