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ICTの潮流 / no.5
俯 瞰
 
2009年3月

兵法を紐解く -勝利のビジネス戦略- 第4回 「万全」はたやすく「弱体化する」という真実を認め、常に変化に備える体勢づくりが大切である

ICT 社会を生き抜くビジネスパーソンに向けて、兵法書から普遍のビジネス戦略を毎回ピックアップしてお届けします。

ビジネスHintコラム

乱は治に生じ、怯は勇に生じ、弱は強に生ず

「万全」はたやすく「弱体化する」という真実を認め、
常に変化に備える体勢づくりが大切である

孫子曰く、「混乱は統治された状況からたやすく生じるものであり、臆病は 勇敢な中にたやすく取り憑くものであり、弱者は強者からたやすく変わるものである」。

つまり優勢を誇っていた軍も、ささいな問題から簡単に混乱した状況に陥りやすく、今回の世界的な景気後退でもわかるように、企業も万全と呼べる体勢を永続的に維持していくのは至難の業だということを示唆しています。

今まで企業では、品質をはじめ環境やセキュリティの国際規格を積極的に導入し、社会的責任を果たしながら同時に競争力を磨いてきました。そして、日本企業は経営戦略として、長期的な成長を遂げてきました。

社会環境が激変する時代は単にルールを厳格化するのではなく、周辺環境に合わせて変更したり現場に権限を委譲するなど、柔軟な運用を目指すことが必要です。ここ数年、複数の国際規格を統合運用できるTMSを採用する企業が増えています。TMSの特長は毎年、運用方法を改善しながら柔軟に組織やルールを時代にフィットさせることができる点。コストダウンだけではなく、会社全体を見渡す新しいシステムとして、TMSはさらなる競争力を身につける手段だとい えます。

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