NTTソフトウェア株式会社
近年、地方自治体においてコミュニティバスの運行が急増している。そこで注目を集めているのが、リアルタイムに運行状況が分かるバスロケーションシステムである。『MobilityLIVE/Bus』は、低価格・短期で導入できるようパッケージ化したサービスだ。バス事業者にとって、そしてエンドユーザーにとって、どのようなメリットがもたらされるのか。様々な可能性を秘める次世代バスロケーションシステムについて紹介する。
近年、地方の市町村がコミュニティバスの運行を始める事例が増えてきました。いずれも住民の方々の利便性を向上させることに主眼が置かれています。そこで注目を集めているのが、バスの運行状況をリアルタイムに把握できるバスロケーションシステムです。
しかし、コミュニティバスの導入を図るのは、予算が潤沢にある大規模な自治体ばかりではありません。住民サービス向上のため、赤字覚悟でもバスを運行しよう、という中小自治体も多いのです。『MobilityLIVE/Bus』は、そのような小規模コミュニティバスの事業者に向け、低コストで導入・運営できるようパッケージ化したサービスです。
私たちは、2002年から横浜市交通局様の「バス運行改善システム」の開発にSIとして参画し、バスロケーションシステム開発の知見、実績を積み重ねて参りました。そのノウハウをパッケージ化していく試みを始め、2009 年2月より『MobilityLIVE/Bus』販売に至ることができたのです。開発メンバーは横浜市交通局様のプロジェクトで路線バスの運行業務をゼロから学び、運行業務における様々な知見をストックできました。お客様、そしてエンドユーザーが求めているものを、リアルにつかむことができたのです。
たとえば、当初は「×時×分発、△△行きバスの運行が○分遅れています」といった、バスを特定した遅延情報をアナウンスしていました。しかし、バス利用者の方々が知りたいのは「△△行きのバスが到着するのは○分後」「次のバスは1つ前のバス停を出ました」といった、路線の運行情報だったのです。
お知らせする情報をコンパクトに絞り、タイムリーに利用者にお届けしようという努力は、『MobilityLIVE/Bus』のシンプルな情報配信機能に活かされています。このシンプルな情報配信機能は、運行情報を発信する側の視点ではなく、エンドユーザーの視点で開発に取り組んだことによる成果です。
『MobilityLIVE/Bus』は、低価格で導入が可能なのが最大のポイントです。バスロケーションシステムを独自に構築・導入する場合、センターサーバー設備への初期投資が必要になります。また、保守・運用への外部発注など、ランニングコストも大きなネックになるでしょう。それらのコストは、事業者にとっては大きな負担になることが予測されます。
一方、『MobilityLIVE/Bus』ならレンタルサーバーでも構築でき、専用線ではなくインターネットの利用で初期費用を大幅にカットできます。また、バスごとに搭載する高額な専用車載機も不要。車載機はバスの台数分のスマートフォンとGPS 装置で済みますから、工事費も最小限に抑えることができます。
また、バス停や運行系統のデータはパソコンで自在に編集することができます。これまで専門業者に外注していた保守・運用作業がお客様自身で行えるため、必然的にランニングコストを抑えられることでしょう。また、導入のスピードも大きな訴求ポイントです。お客様の規模によってケースバイケースですが、ご相談をいただいてから1~2カ月という短期間で導入いただくことができます。
また、導入モデルはコミュニティバスにとどまりません。幼稚園バス・送迎バスへの導入も視野に入ります。このモデルでは、お子様が乗降所に到着する前に、保護者に連絡メールを発報する機能など、様々な拡張サービスも有効になるでしょう。また、コミュニティバスの規模を超える、数十~数百台規模のバス事業者を想定した新バスロケーション システムも鋭意開発中です。
『MobilityLIVE/Bus』の可能性を広げるためには、実地運用を重ねることが不可欠です。今後、多くの自治体、企業とパートナーシップを結び、事業者・エンドユーザーのさらなる利便性向上に寄与するバスロケーションシステムを追求したいと考えています。
※『MobilityLIVE/Bus』の製品詳細のご案内、資料請求はこちらを参照願います。
