概要

NTTコム エンジニアリング株式会社様が、ネットワーク間のファイル移動を効率的に実現するために「Crossway/データブリッジ」を利用した事例を紹介します。

課題

課題

大量処理の必要な大規模案件を自動で!課題は分離ネットワークを超える網間移動

NTTコム エンジニアリング株式会社 サービスネットワーク部SOデリバリユニットは、NTTコミュニケーションズ株式会社が提供するネットワーク回線のうち、主に国内法人向けにサービスオーダーに基づく回線の調整・設計・開通といったデリバリ業務を提供している。常日頃から課題意識を持ち、業務改善に取り組む気風を持っていたが、Crossway/データブリッジを利用した劇的な業務改善が行なわれたのは2015年夏のことだという。

「きっかけは大規模なネットワーク切替プロジェクトでした。当初は業務フローに自動化処理の仕組みが計画されていましたが、実施時期が近づいてから自動化できない業務があることが判明しました。大部分は自動化できるのですが、オーダー情報処理ネットワークと設計情報処理ネットワークの橋渡しが手作業になってしまっていました」と語るのは、NTTコム エンジニアリング株式会社 サービスネットワーク部SOデリバリユニット の喜田和也氏だ。

自動化できなかったのは、分離されたネットワークをまたいでデータを移動させる部分だった。情報漏えいを防ぐために社内でネットワークが分離されているため、前工程から来るデータを次工程へ渡せる形へ作り替えた上で、分離されたネットワークに橋渡ししなければならない。この業務は通常人手で行なう場合は1件あたり10分程度を必要としていた。

「流れを細かく区分し、工夫しながら処理を進めていきました。しかし、最後まで残ったのがネットワーク間移動です。データの行き戻りで2度のネットワーク間移動があるのですが、これが自動化できずにボトルネックになっていたのです」と喜田氏は語る。セキュリティを維持しつつ、分離されたネットワーク間で自動的にデータを受け渡したい。ここで登場するのが、Crossway/データブリッジだ。

解決へのアプローチ

2台の「Crossway/データブリッジ」で 双方向の自動的なデータ転送を実現

「Crossway/データブリッジは社内の別の部署でも使われていて存在は知っていました。しかし、自動化に利用できるとは思っていませんでした」 と語るのは、 NTTコム エンジニアリング株式会社 サービスネットワーク部 サービスネットワーク部 SOデリバリユニット 担当課長である山本哲朗氏だ。

以前はネットワーク間移動が必要になると、セキュリティ対策の施されたUSBメモリや別のシステムを利用してデータ移動を行っていた。

Crossway/データブリッジは分離されたネットワークに所属する2台のマシンに直接接続することでセキュアなデータ受け渡しを実現する。標準的な使い方ではツールのアイコンにドラッグ&ドロップすれば、データブリッジに一時的にデータが格納され、もう片方のネットワークのマシンからデータを受け取る事が出来るという手軽なものだ。

Crossway/データブリッジを紹介したのが、NTTコミュニケーションズ株式会社デジタル・カイゼン・デザイン室の内山和明氏だ。「Crossway/データブリッジはNTTアクセスサービスシステム研究所が開発したものがベースとなっています。当時からネットワークをまたがるデータ転送が現業には数多く存在しており、研究所と協力して開発に取り組んでいました。

その経験から、このプロジェクトにも応用できると考え紹介しました」と内山氏。即座にCrossway/データブリッジを利用した開発が開始された。Crossway/データブリッジはセキュリティ製品のために一方通行でデータを受け渡すことが基本だ。このプロジェクトでは渡したデータが、自動設計システムを通った後戻ってく処理が行われる。全体を通してデータの行きと戻りがあるため、2台のCrossway/データブリッジを接続することで双方向でのデータ受け渡しを行うことにした。さらに、その際、開発したシステムを組み込むことで、人手を介さない処理も実現した。

2015年7月にCrossway/データブリッジの存在を再確認してから開発に着手し、実際に稼働したのは2015年9月だった。「自動化はコマンドで操作できるということで、開発は難しくはありませんでした。難しいことはしていませんが、アイデアと組み合わせですね」と実際に業務を担当した喜田氏は語った。

Crossway/データブリッジ 利用イメージ

ソリューションとその成果

一般案件や日常業務にも利用「Crossway/データブリッジ」の活用を広げる

大規模プロジェクトをスムーズに進めるために導入されたCrossway/データブリッジだが、プロジェクトを終了した現在も、一般案件に対応できるようプログラムを修正し同SOデリバリユニットの論理設計担当で使い続けられている。

前述のプロジェクトへの対応はNTTコミュニケーションズグループ全体の発表会でも「カイゼン事例」として発表し、最優秀賞を受賞し高く評価された。その結果、社内でもCrossway/データブリッジの存在と、その活用法が知られるようになり積極的に利用しようという気運も高まっているという。

「以前利用していたUSBメモリや別のシステムでのデータ移動方法では、利用のタイミングや時間帯によりデータの受け渡しにかなり時間がかかるということもありました。Crossway/データブリッジではそれもなく、数十分の時間短縮ができていると思います」と喜田氏。業務が効率化された結果、残業が減ったのはもちろん、人員増の必要もなくなりコストメリットも出すことができた。

自動化にCrossway/データブリッジが有効な可能性がある、と紹介したNTTコミュニケーションズ経営企画部デジタル・カイゼン・デザイン室の小矢英毅氏もこう語る。「我々も様々な業務の自動化・効率化を推進していますが、このような例は少なく、全社的に大きなインパクトを与えた取り組みだと思います」
技術の組み合わせやアイデア次第で拡張性があるとCrossway/データブリッジを高く評価している山本氏は「ネットワーク分離の考え方は状況により変わっています。しかし、必ずネットワーク間のファイル移動は必要になるでしょう。そういうとこ
ろでCrossway/データブリッジには活躍してもらいたいですね」と語った。

お客様プロフィール

 お客様プロフィール
設立 1987年4月1日
事業概要 電気通信設備の開発、建設、保守及び運用 電気通信システムの開発、企画、検証、設計、製作、管理、 保守 電気通信工事業 電気通信事業 電気工事業 等
資本金 1億円
従業員数 1,878 名(2016.4.1 現在)
URL http://www.nttceng.com/

※2016年8月現在