なぜ統合運用が必要か

品質、環境、情報セキュリティなどのマネジメントシステムは企業の経営革新のための仕組みであり、有効なツールであるべきですが、ともすると本来業務とは別の何か特別な仕組みとして構築、運用されがちです。当社でも従来から品質、環境、情報セキュリティの各マネジメントシステムを次々と構築、運用してきました。しかし、更なる経営革新に向けては、これらのマネジメントシステム間での重複を排除し、その構築、運用における無駄を省くべく、極力統一を図ることが有効であると思います。また、個々のマネジメントシステムの目的とするところが、トレードオフの関係にある場合も少なくありませんが、これらを統合することで、いわゆる「部分最適」から「全体最適」へと、多角的な判断が迅速にできることにもなります。

2003年度に当社の「構造改革」の一環として、組織改革を行いましたが、その際この三者の推進組織を「生産性革新センター」に一本化し、本来業務と一体化したマネジメントシステムの統合の準備を進め、2004年度当初からTMS(統合マネジメントシステム)として運用を開始しました。また、火の見櫓(やぐら)という「問題事前発見」の仕組みを2003年度から構築・運用し、大いに成果を上げることができました。これは品質のリスク管理機能ですが、同様に環境や情報セキュリティについても、TMSの効果的な運用でリスクの低減を図っています。

一方、品質、情報セキュリティ、環境を一体化した統合マネジメントシステムは、まだ世の中でも手本とすべき導入事例が少ないため、実際の運用においては種々の課題も顕在化します。しかし、あくまでも本来業務の遂行上必須の仕組みと活動(基本動作)として改善を進め、全社に浸透を図り、社員の日常の業務推進における意識改革にもつなげていきます。

TMS導入後のドキュメント体系

TMS導入後のドキュメント体系

NTTソフトウェアは、2004年12月 国内初の3規格(品質、環境、情報セキュリティ)「統合運用」確認書(後に証明書に名称変更)を取得しました。このノウハウを、お客様にご提供し、TMS構築を支援します。
※1000名を超える従業員規模で、かつ全社を対象として統合運用した例として国内初