2013年03月06日

NTTソフトウェア株式会社(以下、NTTソフトウェア 本社:東京都港区、代表取締役社長:山田 伸一)は企業がクラウドサービス内にデータを暗号化保存することで、情報漏えいを防止する国産初の製品「TrustBind/Secure Gateway」(トラストバインド・セキュアゲートウェイ)を2013年4月1日から販売開始します。

NTTソフトウェアは、現在拡大しているクラウドサービスの企業利用においてニーズの高い「クラウドセキュリティ市場」に本格参入します。まずはクラウド環境で、個人情報、機密情報などを扱うことが想定される金融業、製造業やサービス業を対象に、3年で10億円の売り上げを目指します。

背景


企業内の業務システムをクラウドサービスに移行し、活用する企業が増えている中、「セキュリティに対する不安」はクラウド利用時の重大な懸念のひとつとなっています。TechTargetジャパンの調査によれば、クラウドサービスを利用する際のセキュリティに不安を感じる企業は62.6%(*1)にのぼっています。中でも企業の基幹システムへの適用が進むSalesforce利用企業においては、安心して個人情報、機密情報を保存することができるソリューションを求められることが増えてきました。Salesforce関連ビジネスでの実績豊富なNTTソフトウェアは、このような不安を解消すべく「TrustBind/Secure Gateway」を国産初の製品として開発し、販売開始します。

製品の概要


本製品は指定された個人情報や機密情報を暗号化(*2)してからクラウドサービスへ送信し、クラウドサービスから暗号化された情報を受信、復号する機能を提供します。また、利便性をより優先させることによって、クラウドサービスでは暗号化された情報が保存されますので、サービス業者や社員の過失または悪意によるデータの漏えいなど、クラウドサービスの機密情報が持ち出された際の情報漏えいリスクを軽減します。まずはSalesforceに対する暗号化/復号機能を提供いたします。

製品の特長

(1) クラウドサービス(Salesforceなど)に対応した暗号化

本製品は、クラウドサービスに保存される情報を暗号化します。検索やソートにも対応可能な暗号方式と暗号強度の高いAES方式(*3)を項目ごとに選択して適用できます。このことにより、例えばSalesforceへの顧客情報の登録や検索といった、クラウドサービスの持つ機能を損なわない形でのセキュリティ強化を実現しています。

(2) 暗号化のための特別な操作は不要

本製品は、クラウドサービスとユーザー企業のネットワークの間にゲートウェイ装置として設置します。暗号化/復号処理はゲートウェイで自動的に行われるため、利用者は特別な操作が必要なく、クラウドサービスをより安全に利用することができます。

(3) 国産製品ならでは日本企業のニーズに対応したサポート

本製品は、全てを日本で開発し、NTTソフトウェアのエンジニアが直接サポートする体制により日本企業に対して迅速なサービスを対応します。また、日本語での暗号情報の検索・ソート機能における利用にも完全に対応しています。

TrustBind/Secure Gateway 利用イメージ

TrustBind/Secure Gateway 利用イメージ

「TrustBind/Secure Gateway」を企業内のDMZ(*4)に設置します。企業からのクラウドサービスへの通信はすべてこの装置を通過する仕組みになります。

販売開始日

2013年4月1日(月)

標準価格

ライセンス定価 月額 1IDあたり \1,000
(別途導入に必要なシステムインテグレーション費用などが必要。)
ハードウェア費用 別途必要
保守費 なし(ライセンス価格に含まれます。)

「TrustBind」について


「TrustBind」はNTTソフトウェアが展開するクラウド向けセキュリティソリューションブランドです。「TrustBind/Federation Manager」は2006年11月の発売開始以来、OASIS(*5)の採用する国際的な認証連携(シングルサインオン)仕様であるSAML2.0(*6)をサポートした製品として、国内の大手ポータルサイト間のシングルサインオン認証基盤の連携をはじめ、さまざまな企業内外におけるWebサービスに関する認証基盤に採用されています。

製品ホームページ

「TrustBind/Secure Gateway」の製品詳細、資料請求はこちらを参照願います。

「TrustBind/Secure Gateway」販売開始に関するエンドースメント(推薦文)


株式会社セールスフォース・ドットコム
専務執行役員 保科 実 様


Salesforceは、大企業から中堅中小企業まで幅広く導入されており、特に日本市場においては、金融業など個人情報を取り扱う企業にも数多くの導入実績があります。クラウドサービス利用にあたり、セキュリティに関するニーズは非常に大きく、Salesforceをはじめとするクラウドサービス利用時の機密情報の暗号化を実現する
「TrustBind/Secure Gateway」は、クラウドの利活用をますます促進するものと期待しています。弊社は、Salesforceを利用するお客様のニーズに対応するNTTソフトウェア様のソリューションを歓迎するとともに、クラウド活用によるお客様のビジネスの変革を支援していきます。
(http://www.salesforce.com/jp/)

【用語解説】

*1:TechTargetジャパンの調査
TechTargetジャパン「クラウドインフラ導入意向に関するアンケート調査(2012年1月24日~2月9日)」

*2:暗号化/復号
暗号化/復号には株式会社エアーのWISE Encryptを使用しています。

*3:AES方式(Advanced Encryption Standard)
データ暗号化方式のひとつ。従来の標準暗号化方式だったDESを見直したさらに高度な暗号化方式。現時点での解読手法は存在していません。

*4:DMZ
インターネットに接続されたネットワークにおいて、ファイアウォールによって外部ネットワーク(インターネット)からも内部ネットワーク(組織内のネットワーク)からも隔離された区域のこと。外部に公開するサーバをここに置いておけば、ファイアウォールによって外部からの不正なアクセスを排除でき、また万が一公開サーバが乗っ取られた場合でも、内部ネットワークにまで被害がおよぶことはありません。

*5:OASIS(Organization for the Advancement of Structured Information Standards)
グローバルな情報社会のオープン標準を開発、統合および採用を推進する非営利国際コンソーシアム。

*6:SAML2.0
SAMLとは、OASISの標準として採用されている、ID連携に基づく匿名性の確保を特徴とする認証連携方式です。GoogleApps、SalesforceなどのクラウドサービスはSAML2.0に対応しており、クラウドサービスにおける認証連携のデファクトスタンダードとなっています。

NTTソフトウェア株式会社について


NTTソフトウェアは、高度なネットワークテクノロジーとシステム構築力を基盤にICT経営戦略コンサルティングからシステム構築、保守・運用に至るまでをトータルに提供するソリューションサービスプロバイダです。お客さまの経営課題解決や要望に確実にお応えするため、付加価値の高い最適なソリューションをお客さまとともに創り出し、提供しています。
(http://www.ntts.co.jp/)

※「TrustBind」は、NTTソフトウェア株式会社の登録商標です。
※その他会社名、製品名などの固有名詞は、一般に該当する会社もしくは組織の商標または登録商標です。